ポリウレタンとは

(Polyurethane)とはウレタン結合をする重合体の総称です。
通常イソシアネート基と水酸基を有する化合物の重付加により生成されます。

<歴史と正式名称>
・元々は天然ゴムの代替品として1940年頃にドイツで開発されました。
・正式名称は『スパンデックス』です。

<性質>
・柔らかく高い伸縮性を持つ合成繊維です。
などの伸縮性の無い素材に、数%混ぜるとストレッチ性の高い生地になります。(ストレッチ素材とされる生地のほとんどにポリウレタンは使われています。)
・引き伸ばした後に元の形状に戻りやすいため、ゴムのように伸縮性が失われる心配はありません。
・柔らかくシワになりにくいので、洋服などの生地に使うと快適な着心地です。
・とても軽いので、断熱材やスポンジの原料になります。
・高い耐久性もあるので、靴のインソールやスマートフォン、家の断熱材にも用いられます。
・空気中の水分や温度変化、紫外線などに反応して徐々に劣化していきます。
・雨や汗などで濡れたり、湿気が多い場所に長時間置いておくと加水分解が始まって劣化していきます。

<特徴>
・弾力性:柔軟性があり、伸び縮みする性質を持っています。
・ストレッチ性:服や生地に少量混ぜるだけで、ストレッチ性を出すことができます。
・耐摩耗性:傷つきにくく、摩耗に強いのが特徴です。
・耐油性:油に強く、油汚れにも強いです。
・耐寒性:寒さに強く、低温でも性質が保たれます。
・耐候性:紫外線や熱に弱く、経年劣化しやすいのが欠点です。

<用途>
・衣類:ストレッチ素材、、接着剤として。
・建築:断熱フォーム、防水材。
・自動車:シート、内装部品。・その他:靴底、フォーム、接着剤、塗料など。

<欠点>・経年劣化:時間とともに劣化し、硬化したり、ボロボロになったりする可能性があります。
・高温に弱い:高温にさらされると、劣化しやすくなります。・紫外線に弱い:紫外線によって劣化が早まります。

<取り扱い>
ポリウレタン素材の洗濯は、高温での洗濯は避け、低温で洗うのがおすすめです。 直射日光を避けて保管するのが良いです。

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