猫グッズの技法・加工など
キャンバス(帆布:ハンプ)とは?
一般的に亜麻糸や綿糸を平織した布の事です。
厚手のしっかりした生地です。
15世紀頃から、ヨーロッパで絵画を描くために用いられるようになりました。
現代では、トートバッグやスニーカー、エプロン、トラックのテントシート、などに使われています。
近年では、合成繊維を混紡して、安価な生地も出回り始めています。
・キャンバス(canvas):はギリシャ語で「麻で作られたもの」の意味です。
・帆布(はんぷ):は日本語で、江戸時代後期にキャンバスが日本に伝わり、帆船の材料として使われたことから、付いた名前です。
キャンバス(帆布)には1~11号の種類があります。
小さい数字の方が、糸の撚り合わせが増え、生地が厚く・硬くなります。
日本においては、岡山県倉敷市児島地区の「倉敷帆布」が有名で、
国内の帆の70%のシェアを誇っています。
PPGとは
ちりめん(縮緬)とは
ちりめん(縮緬)とは
16世紀に中国から伝わった織り生地。
経糸に撚りのない生糸,緯糸に左右強撚の生糸を用い,
通常は右撚り2本,左撚り2本を交互に織り込むことにより、
表面にハッキリとしたシボが出ます。
シボが生み出す凸凹の反射によって、綺麗な色合いを表現することが出来、深みのある独特の色になります。
絹で織られた縮緬は、水を含むと縮む場合があります。
主に高級な着物、風呂敷、帯地などに使われています。
現在は絹だけでなく レーヨンやポリエステルで作られた縮緬もあります。
洋服地では「クレープ」と呼ばれており、特にシボがはっきり出ているものを「縮緬」と呼び、それ以外を「クレープ」と呼んで、使い分けていることが多いです。
バックパックとは
《バックパックとは》
英語の「Backpack」からきていて、「Back(背中)」の「Pack(袋)」を意味します。
リュックサックとバックパックは似ていますが、
違いは下表のようになります。
語源 | 日本での普及 | 用途 | |
リュックサック |
ドイツ語 |
1902年 | 普段の日常生活 |
バックパック |
英語 |
1980年代 | 旅行、登山 |
上表のように日本では、
リュックサックの方が先に普及し、約80年経過してから、
バックパックが定着してきた、
とされています。
バックパックが生まれたのは1952年の南カリフォルニアです。
アウトドア商品ブランド「KELTY(ケルティ)」の創始者、ディック・ケルティが自宅ガレージで製作しました。
当時はアルミ製フレームにナイロン製のコンパートメントが取り付けられたデザインでした。
次第にプロの登山家たちに使用されるようになっていきました。
グラスファイバーとは
・正しい呼び名は、繊維強化プラスチック (FRP) です。
・ガラス繊維とプラスチックを混ぜて固めてあるので、プラスチック以上の弾力性を発揮します。
・主に傘の親骨や、釣り竿に使われる事が多いです。
・グラスファイバー骨は傘骨が風に煽られても、そのしなやかさで折れる事が少ないです。
- 2023.07.13
- 16:15
今治タオルとは?
今治(いまばり)タオルとは?
1.愛媛県今治(いまばり)市は生産量日本一のタオル産地です。
2.生産地としての歴史は古く、明治以来たくさんの人々の努力によって、世界に誇る最高品質のタオルを生む一大産地となりました。
3.瀬戸内海に面する今治は晴れた日が多く、穏やかな気候と天然の軟水にも恵まれ、タオルを生産するのに最も適した環境といえます。
4.糸を先に水で「晒す」ことにより、やわらかい風合いのタオルに仕上げる事が出来、この製法は現在今治タオルの特徴となっています。
5.今治タオル産地では品質を確実に保証するため、「四国タオル工業組合」が定める独自の認定基準に合格したものでなければ、ブランドマーク&ロゴの使用を認めていません。
6.『今治タオル』は、2006年度に「JAPANブランド育成支援事業」に認定されました。
PVC加工とは
《PVC加工とは》
PVCとはポリ塩化ビニールコーティングのことです。
加工をした生地は柔軟性に富んでおり、加工しやすいです。
経年劣化も少ないです。
生地のほつれ止めや、内部への水の侵入を防ぎます。(完全防水ではない)
バッグや、上着、ズボンなどに使われる事が多いです。
ダイカットとは
アクリルコーティング加工
アクリルをベースとしたバックコーティング剤(広塗布用)を生地に塗布する技術をアクリルコーティング加工と呼びます。
・生地に張りを持たせる。
・空気を通す量を抑える。
・生地に樹脂が浸み込みハリと硬さが出る。
・ウレタン系に比べて安価であるため、広塗布を行うことができる。
防水性を利用したレインウェアや傘、テントなどの用途に使用されます。
クロッキーとは
《クロッキー(フランス 語でcroquis :写生)とは》
クロッキーとは「速写」と言い、対象を素早く描画すること、またはそうして描かれた絵そのものを指します。
主に動物や人体など動きのあるものを素早く捉える訓練として行われます。
またタブローへ昇華させるための習作として行われる場合もあります。
クロッキーもスケッチの一種ということになるのですが、日本では「スケッチ」と区別して「速写」とも言われ、一般的には10分程度までの短時間で描くこと、描かれたものを限定して指すことが多いです。