猫グッズの技法・加工・素材など

デニムとは

綿素材の厚地織物です。
経糸(たていと)にインディゴ染料で染色された藍色の糸、緯糸(よこいと)に染色加工をしていない白い糸を使用して綾織りした生地です。

<語源>
温暖な気候や立地条件が織物生産に適している都市ニーム(仏)で織られていた、
サージ(綾織物)を意味する「serge de Nimes」という言葉です。その生地がアメリカなどの英語圏で取引されるようになりました。
前半を省略して「デ・ニーム」に変化し、やがて「デニム」となりました。

<特徴>
・丈夫で耐久性に優れている
・最初は硬めですが、使い込むことで生地が柔らかくなり馴染んできます
・色落ちしたり、ダメージを受けたデニムは価値も高くなります
・洗濯や摩耗により色合いが変化します
・使い込むほどに味わいが出てきます
・さまざまな加工をしやすいです
・ファッショナブルでカジュアルな印象を与えます
・世界中どこでも手に入りやすいです
・カラーバリエーションが豊富です

ジーンズのことをデニムと表現することが多いですが、正式にはジーンズは「デニムパンツ」のことです。

<歴史>
もともとデニム生地は天然インディゴ(藍)を使用して染色されていましたが、1900年代に安価で扱いやすい合成インディゴが開発され、今では合成インディゴで染色したデニム生地が一般的です。

日本では、
第二次世界大戦後、アメリカ合衆国から輸入された中古ジーンズなどによってデニムの普及が始まりました。
1961年には東京都のエドウインが、輸入したデニム生地を国内で縫製した、初の国産ジーンズを発売しました。


サンスター文具ちいかわワイヤー入りポーチの底面画像

フェルトとは

ヒツジやラクダなどの動物の毛を圧縮してシート状にした繊維品の総称です。
不織布。フエルトとも表記します。
化学繊維を使った製品もあります。


哺乳類の体毛の表面は、ウロコ状のキューティクルで覆われています。
そのため、熱や圧力、振動を加えることでキューティクルが互いに噛み合い、絡み合って離れなくなる性質があります。(縮絨:しゅくじゅうる・フェルト化)

水、特に石鹸水のようなアルカリ性の水溶液を獣毛に含ませるとキューティクルが開いて互いに噛み合いやすくなり、縮絨はより促進されます。

この性質を利用して獣毛を広げて石鹸水などを含ませて圧力をかけ、揉んだり巻いて転がしたりすることでフェルトが作られます。

<性質>
・引っ張りや摩擦に対する抵抗力は比較的弱い
・断熱、保温、クッション性に優れている

<歴史>
・紀元前5世紀-紀元前4世紀:アルタイ地方のパジリク古墳群の古墳のひとつから出土した、鞍覆いや帽子、靴下などに加工されている。

・北アジア、中央アジア、西アジア:遊牧民のテントはモンゴルのゲルに代表されるように、フェルトで作られているものが多い。
テント内の敷物も、絨毯と並んでフェルトで作ることが多い。

・日本:現存する日本最古のフェルトは、正倉院所蔵の毛氈(もうせん)です。奈良時代に新羅を通じてもたらされたとされます。
江戸時代後期には富裕層を中心とした庶民生活にも用いられるようになりました。
現在でも、畳大の大きさに揃えられた赤い毛氈は緋毛氈(ひもうせん)と呼ばれ、茶道の茶席や寺院の廊下などに、和風カーペットとして用いられています。

産業・工業製品、服飾製品・絨毯・カーペットなど、幅広い分野で用いられています。
ピアノのハンマーのカバーも代表的なフェルト製品です。

RU・RU・RUさんのハンドメイドフェルトブローチの全体画像

ステンレススチールとは

ステンレス鋼(ステンレスこう、stainless stee:英)

鉄に一定量以上のクロムを含ませた腐食に対する耐性を持つ合金鋼です。
ステンレスとも呼ばれ、かつては不銹鋼(ふしゅうこう)と呼ばれていました。
1910年代前半ごろに発明・実用化されました。


<特徴>
・錆びにくい
・金属アレルギーを起こしにくい
・高強度である:強度が高く耐衝撃性にも優れている
・質感の良さ:滑らかで肌あたりや手触りもいい。輝きがあり高級感を放つ。
・加工が難しい


ステンレススティールは、腕時計、医療器具やキッチンツールなど、さまざまな業界で用いられる汎用性の高い素材です。

ネオジム磁石とは

Neodymium magnet(英語 )
ネオジム、鉄、ホウ素(ボロン)を主成分とする希土類磁石(レアアース磁石)の一つです。

以前から存在していたサマリウム-コバルト合金を超えて、永久磁石のうちで最も強力です。
素材が安価で大量製造可能であるので、個人用コンピューター(パソコン)時代の幕開けにも決定的な役割を果たしました。
風力発電機や電気自動車など、エコエネルギー技術を実現する中核的な材料として使われています。

<特徴>
・機械的強度に優れていますが、高温には不向きです。・錆びやすい特徴があるので、防錆のためメッキ加工を施します。
1984年に日本の住友特殊金属(現:プロテリアル)の佐川眞人によって発明されました。

ハードディスクドライバーやスマートフォン、ヘッドフォンの部品として実装されています。

MagSafe(マグセーフ)とは

高速で充電できるほか、マグネットでスマホ本体の背面にさまざまなアクセサリを装着できる技術のことです。

Appleが2020年に発売したiPhone12に初めて搭載した機能です。

ワイヤレス充電をスムーズに使うためにマグネットを利用して磁力で機器を設置できます 。
iPhone本体の背面にマグネットが内蔵されており、対応した充電器やハンドグリップ、スタンドなどのアクセサリが磁力でピタッと吸い付きます。
最近ではAndroidのスマホでもMagSafeが使えるアクセサリが増えています。


磁力によって充電や装着をしているため、MagSafe非対応の一般的な保護ケースを付けると磁力が弱くなり、MagSafeが十分に機能しなくなる場合があります。
ケース自体にマグネットが取り付けられた保護ケースが、MagSafe対応のケースとなります。

カラビナとは

語源はドイツ語の「Karabinerhaken(カラビナハーケン)」で、
「Karabiner」はカービン銃を「haken」はフックの意味です。
元々はカービン銃を固定するための金具でした。

登山やクライミングなどで安全ロープやハーネス、ベルトなどを連結するために使用される金属リングです。
一部を開閉できる機能がついており、ジュラルミンなどで作られています。

一般的によく見かけるカラビナは変形D型(オフセットD)と呼ばれるタイプで、ロープなどの荷重を1か所に集めることができます。
また、カラビナは推し活のグッズとしても利用されており、推しの名前を刻んだオリジナルカラビナキーホルダーなどが販売されています。

フィールドワークのちいかわハチワレ猫のハングウォッチのケースのカラビナ金具画像

マットコート紙135kgとは

暑さ約0.17mm
つや消しタイプで、落ち着きのある鮮明な仕上がりが特徴の印刷用紙です。
ポスター、写真、展示資料等、様々な用途に使えます。
インクが染み込みにくく、インクジェットプリンタには向きません。

TPUとは

Thermoplastic Polyurethaneの略。
日本語では「熱可塑性(ねつかそせい)ポリウレタン」という素材。
THERMO(熱)で加工したプラスチックの一種です。

《性質》
<長所>
・伸縮性がある
・引張、引裂、摩耗に強い
・弾性があり、衝撃吸収性がある
・水蒸気を通しやすい(水透過性がある)
<短所>
・水に弱く
・加水分解しやすい
・黄変しやすい

今までのスマホケースは、ほとんどが「シリコンケース」でしたが、最近はTPU製が多くなっています。
スマホケースやスマホのガラスカバーのフィルム、車のシートの表皮材、スーパーマーケットのカートのキャスター部分、3Dプリンターの印刷用樹脂としても使用されています。



Dカンとは

一辺は直線、もう一辺は弧を描いた弓の形をしたカン金具で、半円の形をしているため「並半月」とも呼ばれます。
「D」の字形になっていることからその名がつきました。

主にバッグや衣服、アウトドア用品などに使用され、ストラップやヒモなどを通して、荷物を固定するためのアクセサリーとして利用されます。

また、Dカンは耐久性が高く、強度が必要な場合にも使用されます。

素材によって重量や耐久性が異なりますが、スチールや真鍮、アルミニウム、プラスチックなどが一般的に使われます。

サンモトの3ポケットハチワレ猫アップリケポシェットのDカン金具画像

当店での「ツルツル」「サラサラ」「スベスベ」の違い・基準について

当店では、

《ツルツル》
エコバッグなどに良くあるナイロンなどの、光沢があり、スベリが良い生地の手触り。

《サラサラ》
ショルダーバッグなどで使われる、汚れが付きにくい化学繊維などの、手触り。
「ツルツル」より、抵抗がある。

《スベスベ》
お財布などに使われる、合成皮革や天然皮革などの、抵抗感が無い手触り。
「ツルツル」より、光沢がない。

としています。

店長の前田ひろみです!

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仙台生まれ、仙台育ちの、
店長の前田ひろみです。

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