ダイカット(Die cut)とは、厚紙、金属板、プラスチック板などを、
金属製のクッキーの型のようなダイ(抜き型)を使って、キャラクターのシルエットやハート型など、
様々な形に打ち抜きする技法・形です。
クッキーの型抜きのように、デザインに合わせて自由に形を作ることができます。
<概要>
・金型(ダイ):ダイカットの「ダイ」は、金型のことです。この金型を使い、素材を希望の形に切り抜きます。
・素材:紙、フィルム、金属板、プラスチック板など、様々な素材をダイカットで加工できます。
・用途:ショップの販促物、ダイレクトメール、商品のタグ、ギフトラッピング、ステッカー、アクリルキーホルダーなど、幅広い用途で活用されています。
<種類>
・フルカット (全抜き):台紙ごと完全に切り抜く方法です。
・ハーフカット:シールのように、表面の素材のみを切り抜き、台紙は残す方法です。
<長所>
・自由な形状:オリジナルの型を作成して、自由な形状に切り抜くことができます。
・デザイン性:ダイカットと印刷加工を組み合わせることで、デザイン性の高い印刷物を作成できます。
・立体感:ダイカット加工で紙を切り抜く際に、断面にわずかな丸みができ、やわらかい印象を与えます。
<短所>
・鋭角や複雑な形状:鋭く尖った形や複雑な形状は、ダイカットで綺麗に抜けない場合があります。
・印刷との組み合わせ:印刷とダイカットを組み合わせる場合、多少の位置ズレが発生する可能性があります。
・エッジカラー加工:ダイカット後のエッジカラー加工では、断面が斜めになっているため、インクが滲むことがあります。


