ステッチとは

スティッチ(英語: stitch)。
一般に服飾、革製品、刺繍、レース、編み物、タペストリーなど、縫い針を使う縫製品において、運針によってできる縫い目や、縫い目のパターンを指す用語です。

<特徴>
・服飾や革製品では、表面に見える縫い目をステッチと呼び、通常は見えない中縫い(内縫い)の縫い目と呼び分けます。
・ステッチは、構造上または装飾のためにつけられますが、フォーマルな印象を損なわないよう避けられることもあります。
・服飾においてステッチを作ることは、服の表面に縫い目を出さない処理に比べて、縫い目が多く、縫い目に強度を持たせることが出来ます。
刺繍においては、視覚効果を持つ縫い筋をつけたり、面を埋めたりするときに使う縫い目のことをステッチと呼びます。

<種類>
非常に多岐にわたり、細かい技法などもありますが、大きく分けると下記のようになります。(手縫い、手刺繍の例)

・ランニング・ステッチ:通常の刺し縫いで、基本的な運針です。
・バック・ステッチ:返し縫いで、縫い目の進む方向と反対の方向に糸を縫います。
・オーバーカスト:かがり縫いのことで、特定の糸を中心に巻くように縫って行きます。
・クロス・ステッチ:十字縫いとも言い、糸を交差させるように縫って行きます。非常にヴァリエーションが多いです。
・チェイン・ステッチ:縫い糸が鎖の形を作るように運針するステッチ。
・ブランケット・ステッチ:縁取り縫いで、布の端やボタン穴などの縁を縫って整えます。
・ノット:結び目で、結び目を造るステッチ。

<詳細>
・縫い目/針目:ステッチは、織物、編み物、刺繍などの縫製作業で、針と糸を使って作る縫い目を指す言葉です。
・ファッション/裁縫用語:ファッションや裁縫においては、表面に見える縫い目を指す場合が多いです。例えば、ジーンズのステッチは、ジーンズの縫製方法や装飾として使われる縫い目のパターンを指します。
・装飾的な要素:ステッチは、単に縫い目として機能するだけでなく、洋服やバッグなどに装飾的な要素を与えることもあります。
・強度や安定性:ステッチは、縫い代を安定させたり、縫い目を丈夫にしたりする役割も担います。
・刺繍:刺繍では、ステッチの種類によって模様やデザインの仕上がりが変わります。
・その他:歌詞や小説など、文章の中で「ステッチ」が使われることもあります。例:「心にステッチを縫い合わせる」というように、何かを強く結びつけるイメージで使われることがあります。


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